ラグビーで日本が勝ったみたいだけど、僕はラグビーの話題で苦しくなるんだ。
ラグビーで日本が勝ったんだね。
ごめんよ。まったく興味がないんだ。。。
どうも、スポーツに全く興味がない『ろくすけ』です。
先日も嫁に野球のショートという守備の位置を聞きました。
何度聞いても覚えられません。。。
ライトとかレフトなら英語から想像できるけど、どちらを向いて右なのか左なのかは自信がない。
スポーツといえば、僕は中学、高校(途中まで)水泳部でして
泳げもしないのに水泳部に入った中学時代。
理由は簡単。水着。
平泳ぎを泳ぐ女子の後ろばかり泳いでいて、気がついたら自分も平泳ぎの選手になっていた。息を止めての潜水なんて得意だったな~。
というわけで、何度も言いますが
スポーツには全く興味が無い。
そんな僕が、ラグビーというスポーツの名前を聞いただけで、嫌な過去を思い出し吐き気を催す。ううう。胃も痛い。。。
そんな昔話を紐解こうと思います。
僕が嫁「まどっぺ」と結婚する前で、まだ健全なお付き合いをしていた時のこと。
ま、そもそも結婚を前提にお付き合いが始まったんだけどね。
そろそろ親に挨拶いかなきゃね~ってな感じで、お義父さんにご挨拶に行くことに。
事前の予行練習で「お付き合いをさせて頂いてる」だけで「結婚」のキーワードは使わない方向でいくはずだった。
とりあえず日本酒を買って、近くのサイゼリアで最後のロープレをして、戦地に向かったんだ。
「お父さんが色々聞いてくると思うから大丈夫」
そんな嫁「まどっぺ」の言葉を信じて向かったんだ。
嫁の実家に着くと、大量の汗が顔から溢れだしたのを覚えている。
そしてお義父さんの登場。
簡単な自己紹介をし、席につく。
さ~どんな質問されるんだろ?仕事かな?趣味かな~?
な~んて考えてたら、予想外な言葉を頂いた。
「今日は何か話しに来たんだろ?さーどうぞ。」
まじか~。質問じゃね~し。自ら語れって?
何も話すことね~よ。
とか、テンパってるうちに「結婚を…」みたいな方向で話してしまったわけで。。。
一気に結婚に近づいた瞬間だった。
もう、この時汗が噴水のように頭から流れ落ち、嫁に拭いてもらった。
で、この後何か会話があったようだが、よく覚えていない。
鮮明に覚えているのは、次の言葉だ。
「君の座右の銘は?」
へ?座右の銘?ここは面接会場ですか?
予行練習に、そんなの無かったんですけど。。。
ありとあらゆる言葉を頭の中からひねり出し
一つの言葉に落ち着いた。
「みんなは一人のために、一人はみんなのために」
小さいころに観た劇団四季のミュージカル「ユタとふしぎな仲間たち」で出てきたフレーズで歌も好きだった。それ以来、この言葉がとても気に入っている。
これでいっか。
と、そのまま答えようと思ったのだが
その当時、ドラマ「ROOKIES」を見てて
「One for all,all for one」
って言葉が出てたんだよね。
英語のほうがカッコよくね?
そんな安易な理由で答えました。
「僕の座右の銘は『One for all,all for one』です。」
するとね。
「そうか、君はラグビーが好きか~」
へ?ラグビー?
わけわかんね~よ。ラグビーなんて一言も言ってね~よ。
「ラグビーですか?よくわからないです。」
「君は自分の座右の銘の語源も知らないで
座右の銘にしてるのか?」
ええ。はい。そうですね。
終わったよ。終わりましたよ。
何も考えてね~んだよ。
早く過ぎ去れ、この時間。っていうか巻き戻してくれ。
「じゃあ、ノーサイドの意味も分からないのかな?」
「へ?ユーミンですか?」
「はぁ。。。君は何も知らないんだな。。。」
ぴちゃ。ぴちゃ。
テーブルに汗が滴る音が聞こえた。
あ~書いてて病んできた。
初対面から自分の無知っぷりを露呈してきたわけで。
つまり
僕はラグビーで苦い過去を思い出す。
ごめんよ。ラグビー。
僕は君のことが好きになれそうもないよ。
ほいじゃ。。。